docomo 代表取締役副社長 坪内 和人氏インタビュー。iPhoneがTDLなら、docomoはUSJ、だから取り扱わない。ドユコト? [インタビュー]
上海で開催されたMobile Asia Expoにおいて、ウォールストリート・ジャーナル(以下:WSJ)が
docomo代表取締役副社長 坪内 和人氏(写真)にインタビュー。
iPhoneをdocomoは取り扱うのかについて語っています。
NTTドコモ
坪内 和人
代表取締役副社長
インタビュー内容抜粋
WSJ「docomoがiPhoneを販売することの障害となっている原因はなんですか?」
坪内氏「我々はiPhoneを販売するというアイディアに反対する必要があるわけではないのです。
iPhone販売に関しては、端末の調達コストや契約がどのようなものになるのか、
それらの状況次第です。
docomoがiPhoneの販売を開始すると仮定した場合、
それが我々にどのような損益をもたらすのかを
考えてみましょう。」
「docomoがiPhoneの取扱いを開始すれば、
日本市場でのシェアを拡大することができるでしょう。
しかし、日本でiPhoneを取り扱っている他のキャリアはiPhoneを非常に廉価に販売しており、
それはiPhoneの販売促進費が非常に高額なものになっていることを意味します。」
「さらに、docomoがAndroid端末に対して提供している独自サービスは、
大幅なカスタマイズの余地のないiPhoneでは提供することができません。
ですので、docomoはiPhoneに対しては独自サービスの提供を諦めざるを得ません。」
「私が思うに、iPhoneとiOSはTDL((東京)ディズニーランド)に似ています。
そこは多くのディズニーを愛する人で溢れ、その中の世界では人々は完璧に満足するでしょう。
しかし、世間にはスヌーピーやスパイダーマンが好きな人もいて
(USJ(ユニバーサル・スタジオ(ジャパン))、
それらの存在はディズニーランドの中では許されないのです。
ディズニーランドの中ではスヌーピーのグッズを販売することはできないのです。」
そりゃそうだ。
WSJ「将来的にdocomoはiPhoneを取り扱うのか?」
坪井氏「多くの人々がiPhone目当てにキャリアを変更する時代は終わった。」
・つまりdocomoがiPhoneを導入しない理由は、
①高いから(収益性が薄い)
②docomoコンテンツに対応できないから。
の2点のようです。
・auの田中社長は「iPhoneほど収益性の高い製品は無い。(定価でバンバン売れる)」
と過去に発言していますが、そのような認識では無いようです。
・カスタム性については、Androidは、オープンソースOSだからカスタマイズしやすいし、
iOSは、Apple製OSなのでここは相容れないよう。
・ディズニーのくだりは何を言いたいのかよく分からなかったですが、
機密規制の多いディズニーと規制が多いiPhone(iOS)を揶揄してるってことでいいのかな…。
・一番最後のiPhone目的でキャリアを選択しなくなるは、そうかもと思います。
そんなに代わり映えのしない端末を1年周期でメジャーバージョンアップだけでは、
そろそろユーザー側に飽きられそう。個人的に4Sで終わったかと…。
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